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ファビオ・ヴィエイラをポルトから獲得!! [移籍情報]

ファビオ・ヴィエイラ(22歳)をポルトから獲得しました。

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今シーズンポルトガルリーグでブレイクした
ファビオ・ヴィエイラの獲得に成功しました。


移籍金:£3000万+ボーナス430万(推定)
契約期間 2027年夏まで(推定)
背番号 21

Fabio Vieira
2000年5月30日生
170cm  63kg
U-21ポルトガル代表

ポルト通算

プリメイラ・リーガ 20試合先発+34試合途中出場:8ゴール16アシスト
CL 2試合先発+6試合途中出場:1ゴール1アシスト
EL 2試合先発+1試合途中出場:1アシスト
タッサ・デ・ポルトガル 3試合先発+5試合途中出場:1ゴール
タッサ・ダ・リーガ 2試合先発+1試合途中出場

公式戦通算
 29試合先発+47試合途中出場:10ゴール18アシスト


ポルトの下部組織で育成された21ヴィエイラは
2020年6月、20歳の時に
ファーストチームデビューを飾った
最近の流れからしますとデビューがやや遅い選手でした。

しかしそこから凄まじい勢いで成長した21ヴィエイラは
昨夏開催されたU-21欧州選手権で
U-21ポルトガル代表を準優勝に導いて大会MVPに選ばれ
そして迎えた21/22シーズンでは
僅か15試合にしか先発しなかったリーグ戦で
リーグ2位の14アシストを挙げて一気にブレイクしました。

21ヴィエイラは基本的にはトップ下を主戦場とする攻撃的MFで
生粋のパッサーと言う印象を受けます。

DFラインを切り裂いて決定機を演出するスルーパスは
コース、スピード、タイミングの全てが素晴らしく
特別な能力を持っている印象を受けます。

また、左利きですが右脚も安定しており
右脚からラストパスやクロスを送る事も
シュートを撃つ事も出来る様ですので
中央だけではなく左右どちらに開いた位置からでも
チャンスメイクが出来る印象です。

そしてボールタッチが柔らかく
スペースのない所でもドリブルで切り込む事も出来ますが
どちらかと言うと決定機を作る為に
ドリブルで仕掛けると言うよりも
決定的なパスを出す為の準備段階として
ドリブルで仕掛けると言う印象を受けますので
21ヴィエイラはよくベルナルド・シウバと比較されますが
個人的には自らドリブルを仕掛ける事が
決定機を作る大きな武器の一つになっている
ベルナルド・シウバよりも
パスを送る事が最大の武器の
ブルーノ・フェルナンデスの方が
タイプ的には近い印象を受けます。

一方で170cm63kgと体格的には小柄で華奢な所は
当たりの激しいPLでは苦労する可能性があると思います。
実際2020/21シーズンのCLリバプール戦のダイジェストでは
激しい当たりに何度となく飛ばされる場面がありましたので
このフィジカル的なハンデは問題になるかもしれません。

とは言え、元々小柄な選手はこれまでのキャリアの間
常に自分よりも大柄な選手ばかりを相手にして来たはずですので
かわす、いなす、タイミングを外す等の
そのフィジカル的なハンデに対処する術を
既に会得している事が多いと思います。
反対に言えばそのフィジカル的なハンデを克服出来ていなければ
このレベルにまでたどり着けていない筈ですので
カソルラがそうだった様に21ヴィエイラも
PLの激しい当たりを怖がらずに
これまで通り正面から対処して欲しいと思います。

その様な21ヴィエイラをどのポジションで使うかは
注目されます。

フィジカル的な部分を考慮すれば
中央よりもサイドで使った方が
本人にとっては楽かもしれませんが
そのパスセンスを活かす為には
中央で使った方がより活きると思います。

そうなりますと4−2−3−1のトップ下で
起用する事が最も考えやすい使い方であり
タイトなスケジュールの今シーズンを乗り切る為に
8ウーデゴールと併用する考えなのかもしれません。

一方でダイジェストを見る限りでは
3列目辺りまで下がって
組み立ての段階から関与する事を好む様にも見えますので
4−3−3のインサイドハーフでプレーさせるのも
面白いかもしれません。

勿論、フィジカル的なハンデがありますので
インサイドハーフとして守備強度が十分かどうかと言う
問題をクリアーしなければなりませんが
状況によっては8ウーデゴールと21ヴィエイラを
インサイドハーフに並べる形も魅力的に感じます。

この様に21ヴィエイラは
20代前半の能力の高い選手をターゲットとする
アーセナルの補強方針にも合致する
非常に魅力的なタレントの様に感じますが
不安がない訳ではありません。

それは前所属のポルトでは昨シーズン起用された27試合中、
15試合しか先発で起用されなかった所です。

昨夏はU-21欧州選手権で大会MVPに選ばれており
シーズン通して大きな怪我をした訳でもありませんので
34試合のポルトガルリーグの半分にも満たない
15試合でしか先発で起用されなかったのは
流石に少ない様に感じます。

単純に実力不足や戦術的な理由によるものなのか?
フィジカル的に常時先発出来るだけの
耐性や強度がなかったのか?
それともテクニカルな選手が陥る事が多い
チームの中で自分を活かす術を導き出せない
戦術理解度に問題があったのか?

仮に何らかの問題があったにせよ
年明け辺りから先発で起用される試合は増えていますので
それまでの問題が改善されて
大きく成長したと思われますが
20歳までファーストチームデビュー出来なかった様に
何かしら隠れた問題がないか不安がない訳ではありません。

どちらにせよフィジカル的に
PLに適応する為にはある程度の時間が必要だと思いますので
8ウーデゴールと併用しながら
徐々に出場機会を増やしていく位の
長い目で観た方が良い様に感じます。

そして順調に適応する事が出来れば
その切れ味鋭いスルーパスで
多くのゴールを演出してくれると思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)


OUT


シュツットガルトへ完全移籍
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(24歳)ギリシャ代表 £300万(推定)

リヨンへ完全移籍
 ストライカー アレクサンドル・ラカゼット(31歳)元フランス代表 フリー

ストーク・シティへローン移籍
 CB ハリー・クラーク(21歳)イングランド ローン

スパルタ・ロッテルダムへローン移籍
 CB オマル・レキク(20歳)チュニジア代表 ローン


(年齢は9/1時点)


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コメント 4

あ

リバプールやシティなんか見てると優勝争いをガチでしてるクラブでは10代の若手はあまり出られないように思います。今のドルやモナコみたいに、争っても優勝はできないクラブとも違うかもしれませんね。
ポルトガル経由の選手でブルーノフェルナンデスやルイスディアスなどは細いけど強いので期待してます。
by (2022-06-22 17:37) 

silentlucidity

あさん、コメントありがとうございます。

公式のエドゥと並んで歩いている写真を見た時に、思っているよりも更に小さくて華奢で驚きましたが(苦笑)、PLの激しさに速やかに対応して欲しいですね!!


では、また。


by silentlucidity (2022-06-22 23:41) 

stotina

ご無沙汰しております。
ちょこちょこ拝見しておりましたが、ROMってました。

ヴィエイラですが、21-22シーズンが実質デビューで、ルイス・ディアスの移籍以降に先発の機会を増やしたようです。
そういう意味では、ディアスよりは序列が下だったわけですが、残した数字だけを見ると、ルイス・ディアスの20-21シーズンとよく似ているので、タイプは違えと新シーズンのブレイクもあり得るのでは。
どのように使うのかも含めて、期待大です!
by stotina (2022-06-23 11:45) 

silentlucidity

stotinaさん、お久しぶりです。

本当にルイス・ディアスの様にすぐにフィットして欲しいですよね。

フィットさえ出来ればかなり期待出来そうですが、PLの激しさにペースを乱して混乱の渦に落ちない事を祈るばかりです。

次はジェズス? ティーレマンス? とにかく早く決めて欲しいですよね!!
ラフィーニャに関しては、、、バルサに火を付ける為の出汁に使われていないか心配です(苦笑)。 まぁ、バルサは金がないので無理でしょうけど、、、(笑)。

とにかくラフィーニャに惑わされず、まず必要な選手の獲得に邁進して欲しいと感じる今日この頃です!!


では、また。


by silentlucidity (2022-06-23 15:47) 

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