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PL37:Newcastle United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Newcastle United 2−0 ARSENAL
2022年5月16日(月)Premier League, St James' Park

Goal
 (55)4White(og)
 (85)Guimaraes


32Ramsdale

18Tomiyasu  4White  6Gabriel  20Tavares

25Elneny  34Xhaka

 7Saka    8Ødegaard   10Smith Rowe

30Nketiah


(39)18Tomiyasu>>>17Cedric
(53)10Smith Rowe>>>35Martinelli
(62)20Tavares>>>9Lacazette
(73)6Gabriel>>>19Pépé


Substitutes
 1Leno
 69Swanson
 23Lokonga
 65Oulad M'Hand
 87Patino


Arsenal 1.jpg完敗です。

この連敗でトップ4から陥落してしまい
自力での来シーズンのCL出場権獲得の可能性は
消えてしまいました。

先発は怪我明けの4ホワイトと
スパーズ戦でハムストリングを痛めた
6ガブリエウを先発から起用し
右SBに18冨安、左SBに20タヴァレスの
DFラインが組まれました。
それ以外は35マルティネッリに代わって
10スミス・ロウを左サイドで起用した以外は
同じメンバーが先発しましたが
中盤は3センターではなく
25エルネニーと34ジャカの
ダブルボランチが組まれました。

4ホワイトと6ガブリエウが
この試合に間に合うかどうかは
実際、6ガブリエウを73分で下げた様に
万全の状態にまで回復して
この試合に出てきた訳ではないかもしれません。

しかし、この試合を落としてしまったら
来シーズンのCL出場権争いで
窮地に陥ってしまうのは言うまでもなく
リスクを承知で起用した可能性があると思いますが
そのギャンブルに応える様な
結果が得られなかったのは残念でした。

試合は終始ニューカッスルペースでした。

11月にエディ・ハウが監督に就任してから
約半年経ちましたが
ニューカッスルは完全に様変わりしていました。

戦術はシンプルですが非常に効果的でした。

ハイプレスでボールを回収した後に
手数を掛けずにDFラインの裏にパスを送って
スピードとパワーのあるサン・マクシマンとウィルソンと
パワーはありませんがテクニックと敏捷性のあるアルミロンを走らせ
DFラインに対して執拗にプレッシャーをかけ続けてきました。
そしてこの冬に加入したギマラエスが
要所要所で急所を突く様な楔のパスやスルーパスを送る事で
アーセナルの守備陣は後手に回る場面が非常に多かったと思います。

結局サン・マクシマンに対応する為に
フルスプリントで下がりながら対応を強いられた
18冨安が前半終了を待たずに
右ハムストリングを負傷してしまい
17セドリックに代わった時点で
もしかしたらこの試合の行方は
決まってしまっていたのかもしれません。

実際、2つの失点はその右サイドを破られた為に
奪われてしまいました。

55分、右サイドの自陣にまで下がったライン側でパスを受けた
サン・マクシマンから
その前方に空いたスペースに向かって
走り込んできたジョエリントンへパスが送られ
そこから入れられた鋭いクロスを
下がりながら対応した4ホワイトがクリアーしきれずに
足に当てたボールはそのままゴールに吸い込まれ
オウンゴール、、、、。

まずセンターラインまで下がったサン・マクシマンに対して
センターラインを超えて17セドリックが対応しましたが
距離を詰められずに中途半端な距離感で対峙した時に
恐怖を感じたのは私だけではなかったと思います。

この様な状況になってしまうと
サン・マクシマンが自ら仕掛けても
この場面の様に17セドリックの背後のスペースに
パスを出されても
圧倒的に不利な状況に陥りますので
この様な状況は決して作られてはならない
状況だったと思います。

しかしこの場面は
左サイドのスローインからのリスタートでしたので
中盤の選手が全体的に左に寄っていた為に
右サイドをカバーするのが
17セドリック一人しか残っていませんでした。

その様に右サイドがスカスカだったのならば
本当ならばある程度距離をとってディレイさせて
自分の背後のスペース等に対して
誰かがカバー出来る体制が整うまで
待つべきだったと思いますが
17セドリックは無謀にも一人で前に出て行ってしまい
結果として何も出来ずに
あっさりと右サイドを破られてしまったのは
大きなミスだったと思います。

そしてもう一つ決定的だったのは
ジョエリントンに付いていた25エルネニーが
途中で少しスピードを緩めてしまった所です。

そこで一瞬スピードを緩めた為に
その後トップスピードに入ったジョエリントンに
25エルネニーは追いつく事は出来ず
そのまま振り切られてしまいました。

初動を誤った17セドリックと
スピード不足と共に
自分よリスピードのある相手に対する
対処の方法を誤った25エルネニー、
この大きな2つのミスが失点を導いてしまいました。

85分、ジョエリントンのパスを受けて
右サイドをオーバーラップしてきた
ターゲットの折り返しをウィルソンが落として
ギマラエスにミドルシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは4ホワイトが体を張ってブロックしましたが
34ジャカの中途半端なクリアーボールを
収められてしまったロングスタッフが送った
チップキックの裏へのパスで
ウィルソンに抜け出されてしまい
シュートを撃たれてしまいました。
その至近距離からのシュートも
32ラムズデールが防ぎましたが
そのこぼれ球をギマラエスに決められてしまい失点。

右サイドに侵入してきたターゲットに対して
19ペペと17セドリックのダブルチームで対応しながら
いとも簡単に中に折り返され、
34ジャカの中途半端なクリアーボールを
収めに行った8ウーデゴールは
あっさりと競り負けてしまい、
ロングスタッフにボールを奪われ、
そしてそのロングスタッフが裏へパスを送った時に
17セドリックはラインを上げずに残ってしまう。

幾ら4ホワイトが体を張ってゴールを守り、
32ラムズデールがスーパーセーブを観せても
これだけミスが続けば守り切る事は不可能だと思います。

18冨安が最後まで残っていたら
もしかしたら踏ん張りきれた可能性は
ゼロではないかもしれませんが
それを差し引いたとしても
全体的に選手から覇気が感じられなかったのは
非常に残念です。

ニューカッスルのスタイルはシンプルですが
それを可能にしていたのは
チームが一体になってよく走り
そしてデュエルの局面では
激しく競り合っていたからだと思います。

それに対してこの日のアーセナルは
全ての局面で走り負け、競り負けていましたので
残念ながらこれでは勝負になりません。

来シーズンのCL出場権がかかった
重要な試合のプレッシャーに
押し潰されてしまったのかもしれませんが
34ジャカがコメントしていた様に
そのプレッシャーに勝てない様ならば
これまで以上に厳しい試合が待っている
CLに出る資格はないと言うのは強く同意します。

確かにまだ若いチームであり
今シーズンも目まぐるしく状況が変わる中で
若い選手たちはよく戦ってきたと思います。
それでもここがゴールではない筈です。
更なる高みを目指さなければなりませんし
更なる高みを目指すのならば
一人一人がもっと強くならなければなりません。

最終節に奇跡が起こる可能性はまだ残っています。

その奇跡を信じて。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:4G0A CC:0G0A
7サカ        PL:11G6A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:6G4A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:4G7A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:10G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
16ホールディング   PL:1G0A CC:0G0A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:1G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G2A CC:0G0A
30エンケティア    PL:4G1A CC:5G0A
34ジャカ       PL:1G2A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:5G5A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A

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