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2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜ストライカー〜〜 [Arsenal F.C.]

2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜ストライカー〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜ストライカー〜〜〜


ガブリエル・ジェズス(25歳):CF、右サイドアタッカー
Gabriel Jesus
マンチェスター・シティ
1997年4月3日生
175cm 75kg
ブライル代表
移籍金 £4250万〜5000万


ジョナサン・デイヴィッド(22歳):CF
Jonathan David
LOSCリール
2000年1月14日生
177cm 77kg
カナダ代表
移籍金 £3750万


ダルウィン・ヌニェス(23歳):CF
Darwin Núñez
SLベンフィカ
1999年6月24日生
187cm 78kg
ウルグアイ代表
移籍金 £6000万〜6850万


ヴィクター・オシムヘン(23歳):CF
Victor Osimhen
SSCナポリ
1998年12月29日生
185cm 77kg
ナイジェリア代表
移籍金 £8000万


タミー・エイブラハム(24歳):CF
Tammy Abraham
ASローマ
1997年10月2日生
191cm 80kg
イングランド代表
移籍金 £6800万


アレクサンデル・イサク(22歳): CF
Alexander Isak
レアル・ソシエダ
1999年9月21日生
190cm 79kg
スウェーデン代表
移籍金 £7500万(€9000万)バイアウト条項


ドミニク・キャルバート=ルーウィン(25歳):CF
Dominic Calvert-Lewin
エヴァートン
1997年3月16日生
187cm 80kg
イングランド代表
移籍金 £6000万


ウーゴ・エキティケ(19歳):CF
Hugo Ekitike
スタッド・ランス
2002年1月20日生
190cm 75kg
フランスU-21
移籍金 £3400万


マーカス・ラッシュフォード(24歳):CF、左サイドアタッカー
Marcus Rashford
マンチェスター・ユナイテッド
1997年10月31日生
186cm 70kg
イングランド代表
移籍金 £6000万


(年齢は2022年9/1現在)


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ここ2シーズン得点力不足に悩まされ
同時にこの夏に9ラカゼットと30エンケティアの
契約が切れるストライカーは
この夏に絶対に補強しなければならないポジションです。

その為、昨冬の移籍期間から
数多くの選手の名前が挙がってきていますが
ここにきて最も現実的な名前として挙がっているのが
マンチェスター・シティの
ガブリエル・ジェズスです。

この夏にシティはドルトムントからハーランドを獲得すると共に、
冬の段階でリーベル・プレートから
アルゼンチン代表のジュリアン・アルバレスの獲得も決めている為に
ジェズスの出場機会は
今まで以上に限られたものになると言われており
同時に現行契約が2023年夏までとなっている関係で
シティに契約延長の意思がなければ
この夏にシティを離れる可能性が高いと言われています。

アグエロの後継者と言われていながら
シティでは完全に開花する事が出来ていませんが
ジェズスは元々オフ・ザ・ボールの質が非常に高く
周囲を使うポストプレーも上手い万能型のストライカーで
そして何よりも決定力も高い所は
現在のアルテタ監督の戦術にフィットすると共に
得点力不足を解消する可能性を秘めていると思います。

又、キレのあるドリブルも備えているのと共に
ここ最近のシティが
ゼロトップを使う事が多かった戦術上の理由もあり
CFではなく右サイドで起用される場面も多い様ですので
場合によっては19ペペに代わって
7サカをバックアップする補強にもなり得ますので
非常に魅力的な選手だと思います。

実際、既にエドゥがジェズスの代理人と
接触していると言う話が出ていますので
アーセナルのメインターゲットだと思われますが
問題は契約が残り一年になっているとは言え
今後PLの覇権を争う事になる
ライバルクラブに安価で放出するとは考えられず
移籍金がどの位になるかがポイントだと思われます。

次によく名前が挙がるのが
リールのジョナサン・デイヴィッドと
ベンフィカのダルウィン・ヌニェスです。

年齢が22歳、23歳と
どちらも売り出し中の若いストライカーで
20代前半の選手を中心にチームを構成している
現在のアーセナルの方針に合致している選手だと思います。

デイヴィッドは非常にスピードがあり
上背はありませんがボディーバランスが良い印象で
両足遜色なくシュートを撃つ事が出来る所が
強みの一つだと思います。

一方でリールに加入した20/21シーズンは13ゴール、
今シーズンもここまで13ゴールと
PLよりはレベルが落ちると思われるリーグ1でも
点取屋として誰もが認める結果を残している訳では無く
今シーズンのCLラウンド16で対戦したチェルシー戦でも
そのチェルシーのDF陣に抑え込まれていましたので
この夏に求めている
『得点力不足を解消するストライカー』としては
十分な力を持っていない様に個人的には感じますし
それならば30エンケティアで良いのでは?
と感じてしまいます。

一方のベンフィカのヌニェスは
ポルトガルリーグで得点王争いを独走し
CLでもバルセロナ、バイエルン、リバプール等の
ベンフィカよりも格上のチームから
ゴールを奪っている様に
点取屋としての力を開花しようとしています。

上背がありフィジカル的な強さと共に
スピードも兼ね備えたストライカーで
強引にでもゴールを目指す所は
いかにもウルグアイ人ストライカーという感じで
カバーニの系譜を継いでいると思います。

一方でドリブルやパス、ポストプレー等の
フィニッシュ以外のプレーは雑で
シュートに繋がる動きも荒削りと言う印象を受けます。

言い換えればまだ完成したストライカーではなく
これからもまだ伸び代があるとも言えますが
一方でこの雑で荒削りの部分が
アーセナルのスタイルに適応出来るかどうかには
少なからず不安を感じる部分があり
これらの問題が解消出来なければ
ワールドクラスのストライカーにまでは
成長出来ない可能性もあるかもしれません。

そして何よりも商売上手のベンフィカは
£6000万以上の移籍金を要求していると言われており
今シーズンの活躍から多くのビッグクラブが
獲得に動いている為に
今後更に移籍金が高騰する可能性がある所が
一番の障壁かもしれません。

セリエAからはナポリのヴィクター・オシムヘンと
ローマのタミー・エイブラハムの名前も良く挙がります。

2021年夏にリールから移籍したオシムヘンは
スピードとフィジカル能力に優れたストライカーで
移籍後は怪我等もありフル稼働出来ていませんので
それほどゴール数は伸びていませんが
本来ならばもっと評価されていてもおかしくない
ポテンシャルを持ったストラカーだと思います。

一方のエイブラハムは
チェルシー時代の19/20シーズンに
PL15ゴール挙げてプチブレイクを果たしましたが
その後停滞していた為に
昨夏に新天地を求めてローマへ移籍しました。
そのローマではセリエAで15ゴール、
公式戦合計25ゴール奪って
ローマのエースとして評価を再び上げたと思います。
そしてチェルシーの下部組織出身だけに
PLへの適応問題がない所も魅力的だと思います。

一方で選手を決して安売りする事がない事で有名なナポリは
オシムヘンの移籍金を£8000万に設定していると言われており
エイブラハムに関しても
昨夏チェルシーから移籍した時の契約には
£6800万の買い戻し条項が付帯していると言われている為に
獲得するには最低でも
その£6800万以上の移籍金が必要と言われていますので
現時点での選手の格に対して
移籍金が高額過ぎる所は大きな問題だと思います。

昨冬に名前が挙がっていたレアル・ソシエダのイサクや
エヴァートンのキャルバート=ルーウィンは
かなりトーンダウンした様に感じます。

実際、イサクはラ・リーガで5ゴール
キャルバート=ルーウィンは
怪我等もありPLで3ゴールに留まっており
得点力不足を解消するストライカーとしては不足感が否めず
既にターゲットから外れた可能性があるかもしれません。

仮に2人目のストライカーが必要になる場合には
より安価な移籍金で獲得出来る選手の獲得が必要になりますが
決して安価とは言えませんが
前記のストライカーに比べて若くて安価な選手として
名前が挙がっているのが
スタッド・ランスのウーゴ・エキティケです。

エキティケは190cmと長身で
長いストライドを活かしたスプリント能力があり
同時にボールタッチが柔軟で
ポストプレーもしっかりとこなす事の出来る
フランスU-21代表のストライカーです。

本格的にランスのファーストチームにデビューしたのは
今シーズンからですが
リーグ1で22試合出場し9ゴール3アシストと
まずまずの結果を残しており
その将来性から多くのビッグクラブが
動向を追っていると言われています。

今すぐに得点力不足を解消するとは言えませんが
将来性を考えて獲得するのも手だと思いますが
2001年生まれのの26バロガン、
2003年生まれの58ミカ・ビエレスと77カヨン・エドワーズ等の
下部組織出身の有望なストライカー達と同年代のストライカーであり
その辺りとの兼ね合いを考えなければならないと思います。

それ以外にはマンチェスター・ユナイテッドで
居場所を失いつつあるマーカス・ラッシュフォードが
この夏に移籍する可能性があると言われており
その移籍先が注目されています。

一時期はエムバペ等と共にメッシ&ロナウド時代の
次の主役の一人と目されていましたが
ここ最近は停滞していてその評価は急落しています。

確かに以前の様な輝きを取り戻せるのならば
ユナイテッドが値札を付けている
£6000万の移籍金で獲得するのもありだと思いますが
今シーズンのプレーぶりを観る限りでは
かなりリスキーだと思います。

現状として近々オファーする準備をしていると言われている
ジェズスが本命と言うのは間違いないと思いますので
この夏にジェズスを獲得する事が出来れば
100点に近い補強になると思われます。

その一方で来シーズンのCL出場権を
逃す様な事があった場合には
ジェズスはアーセナルへの移籍を
拒む可能性もあると思いますので
その時にどの様なプランが残っているのかは
非常に心配です。

来シーズンのCLへの出場が決まっている
ナポリのオシムヘンやベンフィカのヌニェスが
CL出場権持っていないアーセナルを
移籍先に選ぶとは考えられませんので
PLへの適応問題がないローマのエイブラハム辺りが
現実的なターゲットになるかもしれませんし
イサクやキャルバート=ルーウィンが
再び獲得リストに戻ってくるかもしれません。

それでもこの冬に取り逃した
ヴラホヴィッチの獲得にユベントスが要した移籍金と
同じレベルの移籍金を投資して獲得せざるを得ず
コスト・パフォーマンス的に
かなりマイナス決算になる可能性は否めません。

そう考えますともっと安価な
若くて才能のあるストライカーで手を打ち
更に数シーズンかけて
チームの再建に努める事も
考える必要があるかもしれません。


・・・つづく。


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