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PL34:ARSENAL vs Manchester United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−1 Manchester United
2022年4月23日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (3)20Tavares
 (31)7Saka(pk)
 (34)Ronaldo
 (70)34Xhaka(←25Elneny)


32Ramsdale

17Cedric  4White  6Gabriel  20Tavares

25Elneny   34Xhaka

 7Saka     8Ødegaard   10Smith Rowe

30Nketiah


(64)10Smith Rowe>>>35Martinelli
(74)7Saka>>>16Holding
(90)17Cedric>>>18Tomiyasu


Substitutes
 1Leno
 69Swanson
 23Lokonga
 38Azeez
 19Pépé
 9Lacazette


Arsenal 1.jpg2連勝!!

来シーズンのCL出場権を争うクラブとの
勝負の3連戦の2戦目も見事に勝利して
4位に浮上しました。

先発は、怪我で離脱していた18冨安が
復帰しましたが
この試合はベンチスタートとなり
DFラインは通常の右SBに17セドリック、
左SBに20タヴァレス、
そして4ホワイトと6ガブリエウが
CBを組む形に戻りました。
中盤はチェルシー戦で活躍した
25エルネニーがそのまま起用され34ジャカと組み
2列目は右に7サカ、左に10スミス・ロウ、
トップ下に8ウーデゴールが入り
1トップをこの試合も30エンケティアが務める
4−2−3−1が組まれました。

試合開始早々に先制ゴールが生まれました。

3分、34ジャカが送ったアーリークロスを
ヴァランとアレックス・テレスがクリアー出来ずに
ファーサイドにまで抜けてきたボールを
7サカが受け豪快に左脚を振り抜きました。
そのシュートはデ・ヘアのファインセーブで
防がれてしまいましたが
そのこぼれ球を詰めていた20タヴァレスが押し込みゴール!!

5分過ぎ、ヴァランとアレックス・テレスが
クリアー出来なかったと言う
大きなミスが切っ掛けですが
7サカのシュートが素晴らしかったと共に
左SBなのに30エンケティアと共に
しっかりとゴール前に詰めていた
20タヴァレスの嗅覚を誉めたいと思います。

先制点を奪う事に成功しましたが
その後は立て続けにピンチが訪れました。

ヴァランのヘッドでのクリアーボールを
ロナウドがダイレクトで落とし
そのボールを受けたフェルナンデスのリターンを受けた
ロナウドが送ったスルーパスで
エランガに抜け出されてしまいました。
そのまま持ち込まれて撃たれたシュートは
32ラムズデールのファインセーブで防ぎましたが
非常に危険なカウンターだったと思います。

10分過ぎ、10スミス・ロウへ送ろうとした
32ラムズデールのパスがマクトミネイにカットされてしまい
そこからのパスをゴール正面で受けたフェルナンデスに
右脚を振り抜かれてしまいました。
幸い戻ってきた6ガブリエウガが
なんとかブロックしてゴールは守られましたが
32ラムズデールの軽率なミスでした。

14分過ぎ、ロナウドから送られたスルーパスで
エランガに左サイドを抜け出されてしまいました。
エランガに振り切られそうになりながらも
なんとか食らいついていった20タヴァレスが
最後の最後で潰して事なきで済みましたが
これもロナウドを起点とした危険なカウンターでした。

23分過ぎ、フェルナンデスからのパスを受けたダロートに
ミドルシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートはバーを叩き救われました。

早々に先制点を奪ってしまうと
どこか緩みが出てしまうと言いますか
不用意に受けに回ってしまうと言いますか
自らリズムを崩してしまうと言う悪い癖は
何とかならない物かと思います。

この辺りでやっとリズムを取り戻したアーセナルは
立て続けにユナイテッドゴールに迫りました。

24分過ぎ、25エルネニーからのパスを受けた
8ウーデゴールが前方に流す様に送った
ダイレクトパスで抜け出した30エンケティアが
豪快に右脚を振り抜きましたが
デ・ヘアのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

26分過ぎ、8ウーデゴールからのパスを
右サイドで受けた7サカがカットインした所から
8ウーデゴールに出したパスのリーターンを受けて
裏に抜け出そうとした時に
アレックス・テレスと交錯して倒されましたが
そのこぼれ球をゴール前に詰めていた30エンケティアが
冷静に蹴り込みゴール!!

と思われましたがVARの結果、
まず30エンケティアの位置がオフサイドだった為に
このゴールは取り消されましたが
その前のアレックス・テレスの7サカの背後からのチャージが
ファールと認定されPKを獲得。

31分、そのPKを7サカがしっかりと決めてゴール!!

先制点後中々ペースが掴めない時間帯が続いただけに
非常に良い時間帯に追加点を奪う事が出来ました。

しかしその直後にゴールを奪われてしまいました。

34分、マティッチが入れた右サイドからのクロスを
ゴール前でロナウドに合わされてしまい失点。

ゴール前でのロナウドの動きは流石というべきかもしれません。

そのロナウドには6ガブリエウが付いていましたが
マティッチがクロスを入れる動作に入った瞬間に
ロナウドは6ガブリエウの背後に離れる事で死角に入り
マティッチがクロスを入れるタイミングに合わせて
6ガブリエウの前に入られてしまいました。

手で触っていたロナウドがその手から離れた事で
6ガブリエウがロナウドの位置を失認した
その一瞬の隙を突いて前を取る動きは
アーセナルの若いストライカーにも
見習って欲しい動きでした。

チェルシー戦の時もそうでしたが
ゴールを奪った後にすぐに失点しまう状況が続いている所は
非常に心配です。

気が緩んでしまう訳ではないと思いますが
2試合連続この様な状況が続いていた事を考えますと
本当ならばもっと気を付けなければならなかったと思います。

その後はややオープンな展開になり
何度かユナイテッドゴールに
迫る場面を作る事に成功しました。

38分過ぎ、7サカからの戻されたパスを受けた
25エルネニーがミドルシュートを放ちました。
ゴール左隅を捉えたそのシュートは
デ・ヘアのファインセーブで防がれ
惜しくもゴールを奪う事が出来ず。

39分過ぎ、17セドリックが入れた左CKのクリアーボールが
ゴール前に跳ね上がった所を
7サカがダイレクトボレーシュートを放ちましたが
このシュートはエランガにブリックされてしまい
そのリバウンドをもう一度7サカがシュートを放ちましたが
それもダロットにブロックされてしまいゴールならず。

前半ロスタイム、右サイドからのCKの流れからカウンターが始まりました。
フェルナンデスのミドルシュートをブロックしたこぼれ球を収めた
20タヴァレスが10スミス・ロウへ繋ぎ
その10スミス・ロウが左サイドをドリブルで駆け上がった所から
10スミス・ロウ〜7サカ〜10スミス・ロウ〜30エンケティアへ
ダイレクトパスを繋いでペナルティ内を切り込んで行きましたが
その30エンケティアがアレックス・テレスに潰されてしまった為に
そのままゴールに向かって入ってきていた
10スミス・ロウへは戻す事が出来ずに
このコンビネーションは完結させる事が出来ませんでした。
そしてそのこぼれ球を収めた8ウーデゴールが
強烈なミドルシュートを放ちましたが
そのシュートもデ・ヘアのファインセーブで防がれ
ゴールを奪う事は出来ず。

前試合のチェルシー戦で
覚醒する兆しを観せていた30エンケティアは
この試合では良くなかったと思います。

チェルシー戦から中2日での
これまでにない2戦連続の先発だった事もあり
フィジカル的にはかなり疲弊していたのかもしれませんが
スピードやキレがなく
前記の様にフィジカルコンタクトに対する耐性も低かった様に
以前の30エンケティアに戻ってしまった様に観えました。

チェルシー戦の時にも書きましたが
若い選手が覚醒しそうかどうかを見極める上で
良いプレーや結果を出すのは勿論重要ですが
それ以外のプレーに於いても
持てる力をどれだけ発揮出来ているかどうかが
重要な要素になっていると個人的には思っています。

30エンケティアの様な前線の選手ならば
前線でプレスをかける時にどの様に振舞っているかがポイントであり
例えばプレスをかける時に素早く反応して全力でスプリントしているか?
パスコースを切る事を意識してプレスを仕掛けているか?
もっと言えば本気でボールを奪おうと意識しているか?
等になると思います。

これらの動きは裏を返せば
チャンスが訪れた時に相手よりも早く反応して
ダッシュする事が出来るのか?
相手の選手の立ち位置を理解して仕掛ける事が出来るのか?
常に戦う姿勢を出す事が出来るのか?
と言う部分に通ずる部分があると思っています。

経験を重ねより効率的なプレーが出来る様になれば別ですが
まだ成長過程の選手は
基本的には実力で上回る選手を
相手にしなければならない事を考えますと
常に全力を出し切ってプレーしなければ
相手にならないと思っています。

実際、8ウーデゴールを筆頭に
10スミス・ロウにしても7サカにしても
ポイントポイントで100%の力を持って
非常にアグレッシブにプレスを仕掛ける場面が良くあります。

しかしこの試合の30アエンケティアは
チェルシー戦を100%とするならば
6〜70%程度の力でしか
プレスを仕掛けていない様に観えたのは非常に残念でした。

この様な姿を観せてしまうと
「自分の評価が間違っていた」とまで言わせた
アルテタ監督は
やはり自分の評価は間違っていなかったと
思わせてしまってもおかしくないと思います。

フィジカル的に疲弊している事を差し引いたとしても
この試合はチーム内での自分の立ち位置を
確固たるものにするチャンスだったと思います。
その様な重要な試合でなぜ30エンケティアは
死ぬ気でプレーしなかったのか、、、
残念です。

後半に入って早々に問題が発生しました。

54分過ぎ、フェルナンデスが蹴った右サイドからのCKを
ファーサイドで20タヴァレスがマティッチと競り合った時に
腕にボールが当たってしまいハンドでPK献上。

仮にマティッチを抑えようと腕を使った流れで
腕が挙がってしまったのならばまだしも
今回はマティッチをコントロールしていた左腕ではなく
あたかもボールを遮る様に自ら挙げた右腕に
ボールが当たってしまいましたので
VARを見るまでもなくハンドだったと思います。

この絶体絶命のピンチは
フェルナンデスのミスで救われました。

56分過ぎ、フェルナンデスが蹴ったこのPKは
右ポストを叩き失敗。

この場面で決められていたら
試合の流れはどうなっていたか分からない
非常に重要なPKだったと思いますので
このPK失敗には救われました。

この失敗で救われる形になった20タヴァレスでしたが
その後は非常に不安定なプレーに終始してしまいました。

早々にゴールを決めた事もあり
前半は持ち前の大胆さが
攻撃面によく活かされていたと思いますが
PKを献上してからは
簡単なボールロストを繰り返す等、
消極的になり非常に不安定になってしまいました。

若さ故の不安定さとも言えます
メンタルコントロールを
もっと上手く出来る様にならなければ
このレベルの試合には対応が出来ません。
技術的な部分と共にメンタル的な成長も待たれます。

しかしこの後もユナイテッドに立て続けに
ゴールを迫られてしまいました。

58分過ぎ、マクトミネイからの縦パスを受けた
エランガにミドルシュートを撃たれてしまいましたが
32ラムズデールのファインセーブでゴールを死守。

59分過ぎ、左サイドからの
ユナイテッドのスローインの流れから
フェルナンデスがヘッドでゴール前に流したボールを
ロナウドがダイレクトボレーで決められてしまいましたが
ロナウドの位置がオフサイドで救われました。

62分過ぎ、ロナウドのスルーパスを受けて
裏に抜け出したダロートに
至近距離からシュートを撃たれてしまいました。
この至近距離からのシュートも
32ラムズデールが超人的な反応を観せて
左手で弾くスーパーセーブでゴールを死守。

この後、試合を決めるゴールを
34ジャカの左脚が生み出しました。

69分過ぎ、クリアーボールを収めたフェルナンデスから
素早く回収した25エルネニーが繋いだボールを
34ジャカが豪快に左脚を振り抜きゴール!!

久しぶりの34ジャカらしい豪快なミドルシュートでした。

その後は左の太ももを負傷した
7サカの状態が非常に心配ですが
その7サカに代わって16ホールディングが投入され
3バックに移行しました。

もう言うまでもないと思いますが
4ホワイト&16ホールディング&6ガブリエウの
3バックはゴールを奪われる事のない
強固さを誇っていますので
残りの時間でゴールを奪われる事はなく
試合はそのまま3−0で勝利!!

3連敗から完全に復活したと言える2連勝だったと思いますが
その大きな要因の一つが25エルネニーだったと思います。

中盤でしっかりとボールを収め
テンポ良くボールを捌くのは勿論ですが
その一つ一つのパスを出す時の間合いの取り方や、
ボールを動かしてパスコースを作る動きが俊逸で
5トーマス程フィジカル的な強度や
プレーの意外性はありませんが
中盤の流れを良くする仕事は
引けを取らないかもしれません。

これで5トーマスが戻ってくるまでの
穴埋めの目処は立ったと思います。

そして遂に18富安が復帰しました。

わずか数分だけでしたが
早速存在感を発揮しましたので
残りの5試合大きな追い風になると思います。

今節スパーズが引き分けた事で
単独4位に浮上しました。

これで残りの5試合を全て勝利すれば
来シーズンのCL出場権を獲得する事が出来ますので
シーズン最後まで走りきって欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:3G0A CC:0G0A
7サカ        PL:11G5A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:6G4A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:4G7A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:10G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:1G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G2A CC:0G0A
30エンケティア    PL:2G1A CC:5G0A
34ジャカ       PL:1G2A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:5G3A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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