SSブログ

PL21:ARSENAL vs Manchester United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 0−0 Manchester United
2021年1月30日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal 


1Leno

2Bellerín  16Holding  23D.Luiz  17Soares

18T. Partey  34Xhaka

19Pépé    32Smith Rowe    35Martinelli

9Lacazette


(46)35Martinelli>>>12Willian
(83)32Smith Rowe>>>11Ødegaard
(90)9Lacazette>>>30Nketiah


Substitutes
 13Rúnarsson
 6Gabriel
 21Chambers
 15Maitland-Niles
 25Elneny
 28Willock


Arsenal 1.jpg一時期の不調を克服して
現在好調の両チームの激突は
スコアレスドローの痛み分けで終わりました。

先発は7サカに代わって
35マルティネッリが起用されて
左サイドに入った以外は
前節のサウサンプトン戦と
同じメンバーが組まれました。

前節もふくらはぎの問題で欠場していた
3ティアニーと
母親の看病に行った後の
隔離期間に入った?14オーバメヤンと共に
現在エース級の活躍を観せている7サカも
臀部に問題が発生した事で欠場してしまい、
言うなれば主力選手の中でも最重要な3人を欠いたアーセナルと
ほぼベストメンバーのユナイテッドとの対戦になりましたが
この試合はその欠場した選手の穴を
最小限に留めたアーセナルに対して
主力選手が力を発揮出来なかったユナイテッドと言う感じの
試合になったと思います。

序盤はボールを持つユナイテッドを
アーセナルが受けて立つと言う展開でしたので
最初のチャンスはこの場面まで待たなければなりませんでした。

15分過ぎ、フレッジのパスを
35マルティネッリがカットしたボールを
9ラカゼットがそのままドリブルで持ち込んで
ミドルシュートを放ちましたが
デ・ヘアの正面でゴールならず。

自らシュートを撃つ判断は間違いではなかったと思いますが
35マルティネッリと19ぺぺが
両サイドからしっかりと駆け上がってきて
3対2の状況でしたので
中に絞ってきたリンデロフの裏にパスを出して
35マルティネッリに狙わしても良かったかもしれません。

一方で危うい場面もありました。

19分過ぎ、左サイドからのCKを
クリアーしたボールを
ペナルティの外側からフレッジに
ミドルシュートを撃たれてしまいました。

1レノのファインセーブで凌ぎましたが
フレッジが放ったコントロールショットは
ゴール左上を捉えた危ういシュートでした。

その後も何度かユナイテッドゴールに迫りました。

20分過ぎ、18トーマスの楔のパスを
32スミス・ロウがダイレクトで19ぺぺに繋ぎ
そのぺぺがドリブルで縦に切り込んで行った所から
右脚を振り抜きましたが枠外でゴールを奪えず。

この後も32スミス・ロウと19ぺぺのコンビネーションで
何度かユナイテッドゴールに迫った様に、
不在だった7サカに代わって右サイドに入った19ペペは
32スミス・ロウの相棒の代役を
しっかりとこなしていたと思います。

22分過ぎ、自陣でパスを受けた18トーマスが
チャージを物ともせずに
自らドリブルで持ち込んで行き
そのまま右脚を振り抜きましたが
枠は捕らえられず。

最後のフィニッシュは雑でしたが
この場面の様な無類の推進力は
18トーマスのもう一つの魅力だと思います。

27分過ぎ、左サイドのライン側で17ソアレスのパスを受けた
35マルティネッリがドリブルでカットインして行った所から
マグワイアの裏に浮き球のラストパスが送られました。

残念ながら9ラカゼットには通りませんでしたが
こう言う仕掛けが出来る所が
35マルティネッリの才能を感じます。

この日の35マルティネッリは
攻撃面において存在感を示したのは
この場面位でしたが
一方で守備の面では非常に大きな仕事をしたと思います。

28分過ぎ、フェルナンデスのパスを受けたポグバから
左サイドでフリーだったラッシュフォードへ
クロスが送られました。
ポグバが右サイドに向かって一度動いた事もあり
全ての選手の意識が右サイド側に行っていた中で
35マルティネッリだけは
左サイドでフリーになっていた
ラッシュフォードの存在に気付き
猛然と戻ってきて
ポグバのクロスがラッシュフォードに通る直前で
ヘッドでクリアーしました。

42分過ぎ、右サイドから送られたショーのクロスが
ファーサイドに抜けてきて
フリーだったラッシュフォードに再び通ってしまいましたが
この場面でも35マルティネッリが猛然と戻ってきて
ラッシュフォードの前を塞いでシュートを撃たせませんでした。

この2つの場面共に
もしも35マルティネッリが戻ってこなければ
ラッシュフォードに完全にフリーの状態で
シュートを撃たれていたかもしれませんでした。
攻撃面に限らず守備の局面でも
危険な場面を察知する優れた嗅覚と
チームの為に動く事が出来る献身性を
35マルティネッリは示して
チームを救ったと思います。

それだけに戦術的な理由なのかもしれませんが
もう少し35マルティネッリには
時間を与えて欲しかったと思います。

アーセナルは29分過ぎにも
32スミス・ロウと19ペペのコンビで
チャンスを作りました。

29分過ぎ、相手のクロスのクリアーボールを受けた
32スミス・ロウが自陣から
ドリブルで持ち上がった所から送ったスルーパスで
19ぺぺが抜け出し、
ショーとマグワイアを巧みなフェイントでかわして
左脚のコントロールショットを放ちましたが
枠を捉えられず。

両チーム共に決定打を欠いたまま
前半は終わりましたが
後半は35マルティネッリに代えて
12ウィリアンを投入した
アーセナルが攻勢を強めて始まりました。

48分過ぎ、18トーマスからの楔のパスを受けた
9ラカゼットから19ぺぺ〜2ベジェリンと繋ぎ、
裏に抜けた所から送られた2ベジェリンのクロスが
ファーサイドに抜けてきた所を
フリーで受けた12ウィリアンが
ワントラップしてシュートを放ちましたが
ワン・ビサカにブロックされてしまいゴールならず。

変な回転のボールだったとは言え
トラップせずにダイレクトで撃っても良かったと思いますが
飛び込んできてブロックした
ワン・ビサカを褒めるべきかもしれませんね。

49分過ぎ、9ラカゼットからのパスを
左ライン側で受けた12ウィリアンが
そのままドリブルで深い位置まで侵入した所から
マイナス方向に送った折り返しを
19ペペが左脚を振り抜きましたが
マグワイアにブロックされてしまいゴールならず。

後半から投入された12ウィリアンが
いきなりビッグチャンスに絡む活躍を
久しぶりに観せてくれましたが
55分過ぎのドリブルで切り込んできた
ラッシュフォードに対応した時に
左膝?を痛めてからは
いつもの12ウィリアンに戻ってしまったのは残念でした。

64分過ぎ、16ホールディングのフィードを受けて
裏に抜け出そうとした9ラカゼットが倒されて
ペナルティのすぐ手前で得たFKを
9ラカゼット自ら撃ちましたが
バーを叩いて惜しくも決まらず。

64分過ぎ、34ジャカからのサイドチェンジのパスを受けた
17ソアレスからのクロスが流れてきたボールを
ペナルティ内で受けた32スミス・ロウが
右脚を振り抜きましたが
デ・ヘアのファインセーブで防がれてしまい
惜しくもゴールならず。

一方のユナイテッドにも
何度か決定機が訪れていましたが
ある意味拙攻に助けられた部分もあったと思います。

57分過ぎ、右サイドからショー〜フェルナンデス〜
マルシャル〜ショーと細かなパスを繋いで
ペナルティの中に切り込まれた所からの
ラストパスをカバーニに合わせられてしまいましたが
枠を捉えられず救われました。

1レノがニアを閉めに動いていた為に
カバーニの前にはゴールが大きく口を開けていただけに
その様な状況で枠を外してくれたカバーニには
本当に救われました。

79分過ぎ、18トーマスがボールをロストした所から受けた
ショートカウンターでラッシュフォードの侵入を許してしまい
強烈なミドルシュートを撃たれてしまいましたが
僅かに枠の外でこれも救われました。

88分過ぎ、左サイドから入れられた
ワン・ビサカのクロスを
ゴール前でカバーニに合わされてしまいましたが
これも枠を捉えられず。

結局の所、ユナイテッドのエースである
フェルナンデス次第というのが
今のユナイテッドの問題だと思います。
調子を落としているとは言え
エースであるフェルナンデスを
しっかりと抑えた事で
ユナイテッドの攻撃力は半減し、
頼みのストライカー陣も
決定力に波があるカバーニはこの日は外れの日で、
ラッシュフォードとマルシャルも伸び悩んでいて
昨シーズンの様な怖さがありませんでしたので
ベストメンバーだったとは言え
ベストなパフォーマンスとは程遠かったと思います。

一方のアーセナルも残念ながら
最後までゴールを奪う事は出来ませんでした。

80分過ぎ、内側に絞っていた2ベジェリンが
18トーマスからのパスを受け
そこからのパスを右サイドで受けた19ペペが
カットインして行き
マグワイアの股を抜くコントロールショットで
ゴールを狙いましたがこらもポストの僅か外側で
ゴールは決まらず。

やはり現在のチームを引っ張っていた
7サカの不在は大きかったと思います。
その一方でその7サカをカバーする様に
19ペペの頑張りは大きな収穫だったと思います。

前節でゴールを奪った19ぺぺは
自信を取り戻した様に常に積極的に仕掛け続け、
同時に集中力を切らす事なく
激しくアップダウンを繰り返して
守備の面でも貢献していたと思います。

勿論、右サイドでの起用では
独力で仕掛ける場面は増えますが
同時に32スミス・ロウとのプレーイメージの共有がなされて
コンビネーションで仕掛ける場面も増えていましたので
その結果独力で仕掛けるプレーも活きていたと思います。

そして何よりも以前の様にどこか曇った表情ではなく
楽しそうにプレーしていた様に
本人もアーセナルに移籍してから初めて
手応えを感じているのではないかと思いますので
この試合ではゴールを決められませんでしたが
近い内に試合を決するプレーを再び観せてくれると思います。

上位陣との差を埋める為にも
この試合で勝ち点3を奪って欲しかったと思いますが
主力選手を欠いている状況ならば
ある程度妥当な結果だったと言えます。

その一方で現在首位争いをしている
ユナイテッドに対しても
今回のメンバーで十分に戦えた事を考えれば
その差はかなり減ってきているのは間違いなく
これからも1戦1戦取りこぼし無く戦っていけば
シーズン終わりまでには必ず追い付く事が出来ると
信じる事が出来る試合だったと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:5G2A EL:0G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:8G1A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G3A EL:0G0A
14オーバメヤン    PL:5G1A EL:1G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G0A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:3G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G3A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G1A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バログン      PL:0G0A EL:2G1A


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。