SSブログ

PL9:Leeds vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Leeds 0−0 ARSENAL
2020年11月22日(日)Premier League, Elland Road

Goal


Sent off
 (51)19Pépé


1Leno

2Bellerín 16Holding 6Gabriel 3Tierney

8Ceballos  34Xhaka

19Pépé    28Willock    12Willian

14Aubameyang


(46)12Willian>>>24Nelson
(57)28Willock>>>7Saka
(90)7Saka>>>15Maitland-Niles


Substitutes
 13Rúnarsson
 20Mustafi
 30Nketiah
 9Lacazette


Arsenal 1.jpg非常に厳しい内容の試合でした。

先発はこれまでの可変式3バックではなく
4バックが組まれました。
CBは16ホールディングと6ガブリエウが組み
右SBには2ベイェリン、
左SBには3ティアニーが入りました。
CMFは左大腿を負傷している18トーマスと
代表期間中に新型コロナウィルス感染症に
罹ってしまった
25エルネニーが起用できない為
8セバージョスと34ジャカが入り
2列目には右に19ぺぺ、左に12ウィリアン、
トップ下に28ウィロックが入りました。
そして1トップを14オーバメヤンが務める
4−2−3−1が組まれましたが
残念ながら今回もゴールを生み出す事が出来ず、
この布陣、システムでも
攻撃陣は全く機能しませんでした。

これまでの可変式3バックシステムでは
サイドからクロスは入れられても
中央から崩す事が出来ないと言う
攻撃パターンに偏りが生まれていましたので
中盤とトップを結ぶ為にトップ下のある
4−2−3−1に個人的には期待していました。

しかし実際はタッチ数25回、パス数15本、パス成功率66.7%
シュート数0本、キーパス数0本と言うスタッツが示す様に
トップ下で起用された28ウィロックは
前線と結ぶ繋ぎ役としても
決定機を作るチャンスメイカーとしても
そして前線に飛び出してシュートチャンスに顔を出す
最も得意としているプレーに関しても
全く機能していなかったと言えると思います。

勿論、トップ下で起用された28ウィロックは
攻撃面のタスクだけではなく
リーズの司令塔であるフィリップスを常にケアして
無力化するタスクが求められていたと思いますので
リーズにボールを持たれる時間が長かった
この試合では攻撃面でインパクトを残すのは
難しかったと思いますが
それでも十分な働きだったとは言えないと思います。

そしてトップ下に入った
28ウィロック以上に残念だったのが
12ウィリアンと19ペペだったと思います。
基本的にボールを持っても
そこから何かが生まれる様な匂いが
全く感じられなかったと言う所は
攻撃を担う選手としては
やはり致命的だと思います。

代表期間明けというコンディション的には
厳しい試合だったとは言え
プレーにスピードもキレもなく、
その上明確なアイデアもない状況では
流石にゴールを生み出す事は出来ないと思います。

勿論、この2人だけの問題ではなく
チームとしての明確なアイデアや形自体が
無いのかもしれませんし
反対に非常に多くのアイデアや緻密なプランに対して
選手達が消化する事が出来ずに
中途半端な状況で実行しようとしている為に
かえって混乱を招いているのかもしれません。

例えば可変式3バックの時は
かなり深い位置で激しいハイププレスを仕掛けられても
それを上手くかわしてボールを前に進める事が出来ていましたが
この試合ではリーズの激しいハイプレスに対して
手詰まりになる場面が何度もあったと思います。
勿論、リーズのハイプレスは
現在のPLでもトップクラスの切れ味があると思いますが
可変式3バックシステムで出来ていた事が
4バックに戻った瞬間に出来なくなってしまうというのは
個々の選手がチームとしてしようとする形を
完全に消化しきれていないと言えると思います。

結局、ここ最近のアーセナルは
ボールを引き出す動きやスペースを作る動き等の
当たり前にやらなければならない連動的な動き等の
共通認識が出来ていない事が
チームが停滞している一因だと思います。

そしてプレースピードが非常に鈍いのも
大きな問題だと思います。
この試合のリーズは決して難しい事は一切せずに
シンプルな仕掛けが主体でしたが
それでも何度も崩されてしまったのは
プレースピードがアーセナルを上回っていた為であり
反対に言えば現在のアーセナルのプレースピードは
他のクラブに比べて明らかに劣っていると思います。
結局、プレースピードが速ければ
難しい仕掛けは必要ではなく
そこに個々の選手の共通認識が加われば
どれだけ強固な守備網も崩す事が出来る筈です。

これはチームが進化していく過程の生みの苦しみなのか?
それともアルテタ監督が求めているレベルに
対応するだけのクオリティーが今のチームには無いのか?
非常に心配です。

又、個々の選手に目を向けますと
結局、この試合におけるチャンスらしいチャンスは
19ペペが退場して数的不利に陥った後に
7サカが入ってからの
カウンターの2つの場面だけだったと思います。

攻撃陣のクリエイティビティーの欠如のテコ入れとして
この夏に獲得した12ウィリアンが
試合を行うごとに機能しなくなっている事を考えれば
昨シーズンと同様に
攻撃陣のクリエイティビティー不足に陥っている現状は
当然の結果であり
同時に19ぺぺも成長していないのならば
この2人に固執しても状況が上向きになる保証は
現状として無いのかもしれません。

それならばこの試合で違いを観せた
7サカを軸にする布陣に組み替えるのも
一つの手かもしれませんし
この冬と次の夏の移籍期間で
大々的に攻撃陣の選手の入れ替えに
踏み切る必要があるのかもしれません。

とは言え、実際にクオリティーの高い
優秀な選手をすぐに補強できる保証はありませんので
現状のスカッドでシーズンを戦わなければならないのならば
ポゼッションスタイルを一時的に封印して
昨シーズン終盤に結果を出した
ハイプレス&ショートカウンターのスタイルに
戻すのも良いと思います。

とにかく、ゴールを生み出す為の
対策を早急に練って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:0G2A EL:0G1A
6ガブリエウ     PL:1G0A EL:0G1A
7サカ        PL:1G0A EL:0G1A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A
9ラカゼット     PL:3G0A
12ウィリアン     PL:0G2A
14オーバメヤン    PL:2G1A CS:1G0A EL:1G0A
19ペペ        PL:1G0A EL:2G2A
23D.ルイス      PL:0G0A EL:1G0A
28ウィロック     PL:0G0A EL:2G1A
30エンケティア    PL:1G0A CC:1G0A EL:1G0A


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。