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PL2:ARSENAL vs West Ham United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 West Ham United
2020年9月19日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (25)9Lacazette(←14Aubameyang)
 (45)Antonio
 (86)30Nketiah(←8Ceballos)
 

1Leno

16Holding 6Gabriel 31Kolasinac

2Bellerín  8Ceballos  34Xhaka   7Saka 

  12Willian      14Aubameyang

9Lacazette


(64)12Willian>>>19Pépé
(77)9Lacazette>>>30Nketiah
(89)7Saka>>>23D.Luiz


Substitutes
 33Macey
 15Maitland-Niles
 25Elneny
 28Willock


Arsenal 1.jpg開幕2連勝!!

中々ゴールに迫る事が出来ずに
苦しい試合でしたが
フラム戦のウォームアップ中に
いざこざを起こした
8セバージョスと30エンケティアのコンビで
決勝ゴールを奪い
見事に2連勝を挙げました。

この試合はフラム戦から3人変更されました。
試合前のウォームアップ中に臀部のハリ感を訴えた
3ティアニーに代わり31コラシナツが左CBには入り、
CMFには25エルネニーに代わり8セバージョスが入りました。
そして15メイトランド=ナイルズに代わりに
7サカが左WBに入る3−4−2−1が組まれました。

出だしは良かったと思います。

左サイドからドリブルでカットインしてきた
7サカからのパスを受けた9ラカゼットが
12ウィリアンへ繋いだ所からの
リターンパスを受けて抜け出した1分過ぎの場面の様に
完璧なコンビネーションのプレーを
観せてくれたと思います。
惜しくも9ラカゼットの2タッチ目が流れてしまった為に
シュートは撃てませんでしたが
その2タッチ目の所で右脚を振り抜いていたら
非常に面白い場面だったと思います。

この場面の様に12ウィリアンは
ハーフスペースからトップ下のエリアを中心に
自由に動きながらボールに絡んでいましたが
5バッックの左CBに入っていた
クロスウェルに執拗にマークされていた事もあり
フラム戦程の存在感を観せる事が出来ませんでした。

一方で2つのゴールは7サカが起点となって生まれました。

先制点は34ジャカからの縦パスを2ラインの間の
ハーフスペースで受けた7サカが送ったスルーパスで
14オーバメヤンが深い位置まで抜け出し
そこから送られた柔らかいタッチの折り返しを
ゴール前に飛び込んできた9ラカゼットが
ヘッドで叩き込みゴール!!

2点目は8セバージョスからのパスを
左サイドのライン際で受けた7サカが
ドリブルで中に切り込んだ所から送ったスルーパスで
裏に飛び出してきた8セバージョスの折り返しを
30エンケティアが押し込みゴール!!

どちらもハーフスペースに入り込んだ所から
7サカが送ったスルーパスが
起点となったゴールでしたが
この辺りの攻撃面の部分を考えて
この試合では15メイトランド=ナイルズではなく
7サカを左WBに起用したと思われます。

実際、現在のアーセナルのスタイルでは
攻撃時には両WBはワイドな位置でプレーするだけではなく
この場面の様にハーフスペースで仕掛けの起点となり
そして流れによってはゴール前にも積極的に侵入し
フィニッシュの局面にも顔を出す事が求められています。
確かに15メイトランド=ナイルズに
この様な攻撃面で多くの事を求めるのは難しく
攻撃面を重視する試合では
今後も7サカをファーストチョイスに
起用するかもしれません。

その一方で失点の場面では
その7サカが相手ゴール前にまで侵入していた為に
すぐに帰陣出来なかった事で
ボーウェンとフレデリックスの2人を
31コラシナツ一人で対応しなければならない状況に陥った事が
失点の一つの原因になっていたと思います。
勿論、最大の原因はゴール前への
アントニオの侵入を許してしまった
16ホールディングの対応と言うのは言うまでもなく
実際、侵入してくるアントニオをケアする様に
6ガブリエウが指示を出していた様に
16ホールディングは絶対に
前を取らしてはならない場面だったと思います。

全体的に観ればフィジカル的に強いアントニオを
16ホールディングはしっかりと抑えていただけに
この失点の場面での対応の甘さは残念でした。
そのアントニオはスピードにも優れており
そのスピードに関しては16ホールディングは
付いていけない場面があったと思います。

その一方でその様な状況でも
そのアントニオを上回る様なスピードで
カバーしていたのが6ガブリエウであり
想像していたよりも6ガブリエウのスピードは
優れているのかもしれません。
そしてフィジカル的な強度対決に関しても
しっかりと対応出来ており
今の所、PLへの適応に苦しんでいる様な印象はありません。

結果的には綺麗な崩しから2つのゴールを奪い
勝利する事ができましたが
ポゼッション率が62.4%だったにも関わらず
7本しかシュートを撃つ事が出来なかった様に
昨シーズンと同様にチャンスメイクに関する
質的量的な問題はこの試合でも出てしまいました。

前記の様にフラム戦で活躍した12ウィリアンも
時間が経つにつれて存在感を失ってしまい
代わって投入された19ぺぺも
大きな違いをもたらす事は出来ていなかったと思います。

結局、この試合のウエスト・ハムの様に
5−4−1のブロックを築いて
しっかりとスペースを消されてしまうと
まだ苦戦してしまうのが現実なのかもしれません。

これから組織的に成熟する事で
この問題は解決するのか?
それとも今、噂に挙がっている様に
リヨンのアワールを獲得する事で
この問題を解決するのか?
今後の動向が注目されます。

そして次の試合のカラバオ杯レスター戦、
そしてその次のPLリバプール戦は
非常に注目されます。
レスター戦はここまで起用されていない
サブ組中心の布陣で挑む事になるかもしれませんが
リバプール戦はアーセナルの現状を計る上で
非常に重要に試合になると思います。

コミュニティー・シールドでは
互角の戦いを観せる事が出来ましたが
PL開幕してからのリバプールは
昨シーズンの覇者の名に相応しい
強力な攻撃力を観せていますので
そのリバプールとどの様な戦いが出来るかどうかが
今シーズンを予想する上で重要な試合になると思われます。


C'mon Arsenal !!


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6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:0G0A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A
9ラカゼット     PL:2G0A
12ウィリアン     PL:0G2A
14オーバメヤン    PL:1G1A CS:1G0A
30エンケティア    PL:1G0A


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