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冬の移籍期間に向けて2019/20、その4 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2019/20、その4

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この冬の移籍期間で補強が必要だと思われるポジションは

1、アンカーをハイレベルでこなせるCMF


そして夏に向けて潜在的に補強が必要なポジションに対して
前倒しで補強に動く可能性があるポジションとして

2、主軸になり得る有能なCB

3、10エジルの去就によって攻撃的MF

4、14オーバメヤンと9ラカゼットの去就によって
  来夏以降主軸になり得るストライカー

の4つのポジションだと思います。


今回はこの冬に補強が必要かどうかは別として
来夏に向けて潜在的に補強が必要なポジションの中でも
この冬の移籍期間に前倒しして
補強に動く可能性があるポジションについて
考えてみたいと思います。

まず一つ目は「2」のCBです。

今シーズンの前半が示す様に
現在のアーセナルは守備陣のレベルの改善が急務であると共に
主力の5ソクラティスと23ルイスに
年齢的な問題と契約問題がある為に
どんなに遅くても来夏には補強が必要になると思います。
それと共にアンカーの所で書きました様に
アンカーのポジションに
新たな選手を獲得できなかった場合には
23ルイスをコンバートする事でその問題の解決を図り
代わりとして新たなCBを補強するプランを
個人的には押したいと思っていますので
CBの補強を前倒しで行っても良い様に感じています。

そこでCBの補強候補として噂が挙がっている選手を
挙げてみたいと思います

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ダヨ・ウパメカノ(21歳):CB
RBライプツィッヒ
1998年10月27日生
185cm 79kg
フランスU-21
移籍金 £4000万

イブラヒマ・コナテ(20歳):CB
RBライプツィッヒ
1999年5月25日生
192cm 93kg
フランスU-21
移籍金

メリフ・デミラル(21歳):CB
ユベントス
1998年5月5日生
190cm 86kg
トルコ代表
移籍金 £2567万〜3422万

ダニエレ・ルガーニ(25歳)
ユベントス
1994年7月29日生
188cm 78kg
イタリア代表
移籍金

カリドゥ・クリバリ(28歳)
ナポリ
1991年6月20日生
195cm 89kg
セネガル代表
移籍金 £5500万

ウナイ・ヌニェス(23歳):CB
アスレチック・ビルバオ
1997年1月30日生
186cm 81kg
スペインU-21
移籍金 £3000万(バイアウト)

パウ・トーレス(23歳):CB
ヴィジャレアル
1997年1月16日生
191cm 79kg
スペイン代表
移籍金 £4300万


(年齢は2020年2/1現在)


この中で最も良く名前が挙がっているのが
ライプツィッヒのウパメカノだと思います。
上背は185cmとそれ程高くないのですが
不利な体勢に陥っても
ブレない体幹の強さを活かした球際の強さと
スピードを兼ね備えたフィジカル能力の高いCBですが
フィジカル的な部分だけが売りではなく
常に冷静で、激しいがクリーンな対応で
対峙した相手をそう簡単には抜かせない
ディフェンス技術も高いCBだと思います。
そしてロングフィードも正確で
右利きですが左脚からもしっかりとパスが送れる所も
魅力的だと思います。

このウパメカノはライプツィッヒとの契約が
2021年夏までと言われており
噂によりますとウパメカノには
契約延長の意思がないと言われている為に
£5160万のバイアウト条項が
あるとも言われていますが
残りの契約年数の関係上
移籍金も£4000万辺りになると言われており
来夏には争奪戦になる可能性があります。

勿論、現在のアーセナルが冬の移籍期間で
£4000万と言う投資が出来る様には思えませんが
ここ最近優秀なCBを次々と輩出している
フランス代表の次世代の主力CB候補ですので
獲得できれば既に確保しているサリバと共に
強固なCBユニットを作る事が出来ると思いますので
可能ならば獲得に動いて欲しいと思います。

一方でその同僚のコナテも
魅力的なCBだと思います。
コナテを表現するならば、
強く高く速いフィジカルモンスター
と言う言葉が合うと思います。
しかもただそのフィジカル能力の高さで
相手を圧倒するだけではなく
その長い脚を活かして
相手の背後からでもボールをカットしてしまう様な
その絶対的なフィジカル的優位性の活かし方を
よく知っている印象です。
そしてここ最近のフランス産の若いCBと同様に
足下の技術レベルも安定していて
ロングフィードも正確だと思います。

ライプツィッヒのウパメカノとコナテを比べますと
どちらもフィジカル的に強くスピードもあり、
上背で勝るコナテの方が高さに強い印象ですが
ウパメカノも決して高さに弱い訳ではないと思います。
フィードに関しても両者ともに上手いと思いますが
ウパメカノの方がより鋭いパスが出せる印象を受けます。

ポジショニング、出足の鋭さとタイミング、
ボールへアタックする判断力等の
DFとしての技術的な面も
しっかりとしている印象のウパメカノに対して
コナテはもっとフィジカル的な優位性を前面に出すスタイルで
そういう意味ではCBとしての完成度は
ウパメカノの方が高い印象を受けます。
反対に言えばコナテにはまだ伸び代があるとも言えますが
その一方でこのままフィジカル能力に頼りすぎると
どこかで壁にぶつかるかもしれません。

そしてここ最近噂が大きくなっているのが
ユベントスのデミラルとルガーニの2人です。

この2人はユベントスのDFラインの高齢化に伴い
次代の主力候補として加入したにも関わらず
その壁を超えられず
更にこの夏に加入したデ・リフトの後塵も拝していて
十分な出場機会が得られていませんので
そう言う意味では獲得のハードルは
それ程高くないかもしれません。

サッスオーロでの活躍が認められ
この夏に加入したトルコ代表のデミラルは
当たり負けする事のないフィジカル的な強さと
空中戦の強さを誇るCBですが
それ以上に目を引くのがFWにも負けないスピードで
例え抜け出されても後方から追いつき
長い脚を活かした鋭いタックルでボールを狩る姿は
非常に迫力があります。
言うなればファイタータイプのCBで
若干荒い印象を受けますが
極端にカードが多い方でもない様です。
しかし足下の技術レベルが
サッリ監督が求めるレベルに達していない為に
十分な出場機会が与えられていないのが現状で
半ば構想外の様な状況です。

一方のルガーニはユベントスの次代を担うCBと言われ続けながら
ボヌッチやキエリーニの牙城を崩せないまま
もう25歳になってしまいました。
勿論、この二人をバックアップする貴重な戦力ではありましたが
キエリーニが長期離脱した今シーズンも
出場機会を伸ばす事が出来ておらず
未だに殻を破れずにいる印象です。

そのルガーニはポジショニング、カバーリング能力を活かして
ピンチを未然に防ぐスタイルが評価されており
その上、足下の技術に優れている所は
サッリ監督のスタイルに合致するCBだと思われていましたが
その一方でCBとしては激しさが足りないと言われており
その辺りが伸び悩んでいる原因だと思われます。

仮にこの2人の内、どちらかを獲得するのならば
現状としましては強さを前面に出すデミラルの方が
PLのスタイルに合っていると思いますので
デミラルの方だと思いますが
その一方で最初は苦労するかもしれませんが
速くて激しいPLのスタイルを経験する事で
強さや激しさをルガーニが身に付ける事が出来れば
大きく飛躍する可能性も秘めていますので
ルガーニを獲得しても面白いかもしれません。

どちらにせよ今後キエリーニが復帰してきた場合には
この2人の内どちらかは余剰人為になると思いますので
獲得へのハードルは下がると思います。
その一方でキエリーニもボヌッチも
年齢的には先が見えていますので
この2人を完全移籍で手放す可能性も少なく
仮にこの冬にユベントスを離れるとしても
ローン移籍の形だと思います。

そしてそのローン移籍で獲得出来る形態こそ
補強予算に限りがあるアーセナルにとっては
願ったり叶ったりの状況であり
財政的な面を考えれば
ライプツィッヒの2人よりも
このユベントスの2人の方が
ローン移籍で獲得出来る可能性がある分
現実的なターゲットの様に感じます。

そしてここにきてクレバリーの獲得に向けて
ナポリ側と接触したと言う報道が出てきました。

クレバリーは恵まれた体格と共に
当たりに負ける事がない無類のフィジカル的な強さ、
規格外の跳躍力を見せる空中戦の強さ、
そしてスピードも備えているフィジカルモンスターで
その上足下の技術レベルも安定しており
正確なロングフィードはチームとって大きな武器になると思います。

その為毎シーズンの様にビッグクラブが獲得に動いていましたが
ナポリは頑なに拒み続けていました。
しかしそのナポリは一つのサイクルが終わったと言われ
チームの刷新に取り組み始める為に
ある程度移籍金が得られる選手の売却にも
応じる可能性がある様です。

確かにクレバリーを獲得出来れば
アーセナルのDFラインは必ず良くなると思いますが
その一方でこの冬に£5500万と言われる
移籍金を用意する事が出来るか?
かなり難しい取引になると思われます。

その他には以前はアスレチック・ビルバオのヌニェスや
ヴィジャレアルのトーレスの名前も
挙がった時期もありましたが
現在は殆ど挙がらなくなったので
獲得に動いていた訳ではなかったのかもしれません

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優秀なCBを次々と輩出しているここ最近の流れを考えますと
ライプツィッヒのフランス産の若い2人のCBが
非常に魅力的に観えます。
個人的にはフィジカル的により強いコナテも捨てがたいのですが
CBとしての完成度を考えますと
噂に挙がっているウパメカノを狙っているのも納得出来ます。

しかしこの2人は人気銘柄であり
獲得するならばそれなりの投資が必要になりますので
この冬のターゲットと言うよりも
来夏に本腰を入れて獲得を目指す様な
ターゲットだと思います。
よってこの冬に獲得を目指すという意味では
このライプツィッヒの2人よりも
ユベントスの2人のうちのどちらかを
ローン移籍での獲得に動くと言う形の方が
現実的な様に感じます。

一方でもしも仮にクレバリーを獲得する事が出来れば
今シーズン後半に向けての
クラブとしての意思を内外に強烈に現し
チームの雰囲気をガラリと変える補強になると思いますので
可能であれば是非獲得して欲しいと思いますが
現実的には今のアーセナルにそれだけの予算があるとは思えませんので
獲得出来る公算は少ないと思います。


C'mon Arsenal !!


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