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冬の移籍期間に向けて2019/20、その3 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2019/20、その3

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この冬の移籍期間で補強が必要だと思われるポジションは

1、アンカーをハイレベルでこなせるCMF


そして夏に向けて潜在的に補強が必要なポジションに対して
前倒しで補強に動く可能性があるポジションとして

2、主軸になり得る有能なCB

3、10エジルの去就によって攻撃的MF

4、14オーバメヤンと9ラカゼットの去就によって
  来夏以降主軸になり得るストライカー

の4つのポジションだと思います。


まず今回は「1」のアンカーについて
考えてみたいと思います。
このポジションは34ジャカと11トレイラの去就によって
補強の優先度は更に上がる
最重要補強ポジションだと思います。

しかしアンカーのポジションで
パスを捌き中盤からテンポアップを図れる司令塔としての面と
中盤の底をしっかりとカバー出来る
フィジカル能力に長けたCMFを探す事自体
かなり難しい作業であり
しかも限られた予算の中で獲得しなければならないとなりますと
非常に難しい状況だと思います。

そのような状況の中で
もしかしたら獲得する可能性があるかもしれない選手を
挙げてみたいと思います。

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トーマス・パーテイ(26歳):DMF、右SB
アトレティコ・マドリー
1993年6月13日生
186cm 78kg
ガーナ代表
移籍金 £4350(バイアウト)


デニス・ザカリア(23歳):CMF、インサイドハーフ
ボルシアMG
1996年11月20日生
191cm
スイス代表
移籍金 £4300万

ウィルフレッド・ヌディディ(23歳):DMF
レスター・シティ
1996年12月16日生
187cm 80kg
移籍金 

エムレ・ジャン(26歳):DMF
ユベントス
1994年1月12日生
184cm 82kg
ドイツ代表
移籍金


(年齢は200年2/1現在)


まず、最も魅力的に映るのが
アトレティコのトーマスです。
フィジカル的な強度は勿論の事、機動力も優れ
チームの為に汚れ役も買って出るタイプのトーマスが加入すれば
中盤の底の強度は確実に向上すると思います。
そしてそのトーマスは年々攻撃的なセンスも向上しており
万能型のCMFに変貌してきていますので
アンカーとして大きな力になってくれると思います。

しかしトーマスのバイアウト条項は
£4350万に設定されていると言われており
しかもアトレティコが主力選手を
冬の移籍期間で手放す事は考えられず
仮に獲得のチャンスが訪れたとしても
来夏まで待たなければならないと思います。

一方でブンデスリーガで首位争いをしている
ボルシアMGで評価を高めている
ザカリアは何度も獲得候補の噂に挙がっている一人です。

ザカリアは圧倒的なフィジカル強度を誇るのは
言うまでもありませんが
長い腕脚を活かしたボールの奪取能力も高く、
同時に正確にパスを捌く能力もある様です。
そして長いストライドを活かしたスピード面も優れており
そのフィジカル的な強度とスピードを活かして
抜群の推進力を観せるところから
「スイスのビエラ」と評されている様です。

このザガリアも中盤の強度をあげると共に
前へ押し上げる推進力を
チームにもたらしてくれると思いますが
一方でボルシアMGは移籍金として
£4300万程度を要求していると言う噂があり
ザガリア自身も現在ブンデスリーガの首位争いをしている
ボルシアMGからこの冬の移籍期間で
移籍する気持ちがないと言われており
獲得に動くとしても来夏まで待たなければならないと思います。

ここにきてレスターのヌディディの噂が急浮上してきました。
これはディフェンス面の改善の為に
DMFの補強が必要と考えている
アルテタ監督の意向だと言われています。

そのヌディディの特徴は
何と言ってもそのボール奪取能力だと思います。
線はそれほど太くありませんが
当たり負けしない強さとボディーバランスの良さは勿論の事、
空中戦も強く
そしてスピードや俊敏性も非常に優れている
フィジカル能力の高い選手です。
その中でも長い脚を活かして
確実にボールをハントするタックルと
不利な状況でもその長い脚をねじ込んで
ボールをカットするディフェンス技術は
プレミアでも最高ランクに位置付けられ
まさに「ボールハンター」と言う呼び名が
ふさわしい選手だと思います。

一方で以前は足下の技術レベルが平均的と言われ
そこか課題でしたが
ここ最近のヌディディはロジャーズが整備した組織の中で
テンポ良くパスを繋ぐ事ができる様になっただけではなく
タイミングの良い縦パスも入れられる様になってきていますので
この辺りの問題に対してもしっかりと成長してきていると思います。

最近の報道では34ジャカ+£4000万で
獲得に動いていると言う報道もありますが
34ジャカを移籍金の一部に入れたとしても
現実的にこの冬の移籍期間で
£4000万と言う投資が出来るとは考えにくく
現在PL2位と躍進し
このまま行けば来シーズンのCL出場権が獲得できる可能性の高い
レスターからこの時期に移籍するとは思えませんので
アーセナルにとってかなり難しいミッションになると思います。

一方でユベントスのジャンは
中盤から正確なロングレンジのパスを送れる所も
特徴の一つだと思いますが
何よりも機動力と運動量を誇る
中盤のファイタータイプである所が最大の特徴であり
仮に11トレイラが退団する様な事があれば
その穴埋めに適している様に感じます。
そしてリバプールに在籍していたので
PLへの適応の問題がない所も良く
そのリバプール時代にはSBでプレーしていた事もある様に
ユーティリティー性も優れている所は
良いポイントだと思います。

そしてそのジャンはユベントスの
CL出場登録枠から漏れた様に
今シーズンから指揮している
サッリ監督の構想からは外れていると言われており
現在も満足な出場機会を得る事が出来ていません。
そう言う意味では出場機会が欲しいジャンと
余剰戦力を整理したいユベントスとの間には
移籍に対して障壁になるものはなく
完全移籍ではなくてもローン移籍という形での獲得も
しやすい選手だと思います。


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総合的に見ますとアトレティコのトーマスが
最も魅力的な選手だと思いますが
バイアウト条項として設定されている£4350万を
この冬の移籍期間で投資するだけの予算があるとは考えられず
夏の移籍期間ならまだしも
冬の移籍期間で中盤の主力選手であるトーマスを
アトレティコが放出するとも考えられませんので
獲得するのは非常に難しいと思います。

一方でザガリアは
個人的には非常に魅力的に感じています。
「スイスのビエラ」と評される様に
フィジカル的に強靭なCMFは
長い間アーセナルに欠けていた部分でもあり
ビエラの幻影を追う訳ではありませんが
実際アーセナルでプレーしていたビエラを
知っている年代としては
やはりビエラの様なフィジカル的に強いCMFを
欲っしてしまいます。

そのザガリアも£4300万の移籍金が
必要と言われていますので
予算的に獲得に動く事が難しいと思いますが
同じスイス代表の中心選手で
アーセナルの前にボルシアMGに在籍していた
34ジャカとの等価トレードか
最近噂になっている34ジャカが高額な移籍金で
ヘルタ・ベルリンへ移籍する様な事が起きれば
可能性はあるかもしれません。

単純に中盤の底の守備力を強化すると言う意味では
すでにPLで最高ランクの評価を得ている
レスターのヌディディが一番だと思います。
その一方でこの冬の期間で
現在PL2位と躍進しているレスターが
同じPLのクラブへの移籍を許可するとは思えず
現実的な話ではない様に感じます。

そう言う意味ではユベントスのジャンを
シーズンローンでの獲得に向けての動く形が
現実的な方法だと思います。
出場機会が欲しいジャン、
余剰戦力を整理したいユベントス
予算を掛けずに補強したいアーセナルと
三者の思惑は一致すると思いますので
このポジションの補強の必要性を感じているのならば
取り敢えずジャンだけでも獲得に動いて欲しいと思います。

とは言え、個人的には23ルイスを
アンカーにコンバートすれば
アンカーの問題は解決する様に感じます。
その23ルイスはELグループステージ第5戦のフランクフルト戦で
負傷退場するまでの短い時間でしたが
アンカーでプレーしましたが
そのフィジカル的な強さと流れを読む力で
中盤の底をしっかりとプロテクトすると共に
失敗を恐れないメンタル的な強さを発揮して
長短を織り交ぜた縦パスをバシバシ送って
攻撃陣に勢いをもたらしていた事を考えますと
現在のスカッドの中で最もアンカーにふさわしい様にも見えました。

よって冬の移籍期間でこのポジションの補強が難しかった場合には
23ルイスをアンカーにコンバートして
来夏には必ず補強が必要になるCBを
この冬の移籍期間に前倒しにして
補強に動くのも手かもしれません。


C'mon Arsenal !!


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