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ウナイ・エメリ監督、遂に解任。 [移籍情報]

ウナイ・エメリ監督の解任が遂に発表されました。


Arsenal 1.jpg今シーズンのここまでの戦績を考えれば
エメリ監督の解任は
遅すぎた位だったと思いますが
遂に解任される事になりました。

今シーズンのアーセナルは
戦績も散々な結果ですが
何よりも試合内容が非常に悪く、
先日の代表期間明けに行われた
ホームでのサウサンプトン戦で
改善の兆しが観られる事を
僅かながら期待していましたが
全く改善されていなかった事を考えても
残念ながらとっくの昔に限界を迎えていたのだと思います。

そしてそのサウサンプトン戦の終盤に
11トレイラと2ベジェリンに代えて
28ウィロックと35マルティネッリを投入した采配が
今のエメリ監督の全てを表していたのだと思います。

1点リードされた状況でしたので
ゴールを求めて攻撃的な選手を投入するのは
当然の采配だと思いますが
しかしこの交代によりDFラインから右SBはいなくなり
右サイドにぽっかりと穴が空いた状態の
4バックの形になってしまいました。
勿論、2ベジェリンに代わって入った35マルティネッリは
右SBのポジションに投入されたのかも知れませんが
外から見ている限りでは少なくとも
右SBとしては振舞っていなかったと思いますので
右SBを削った布陣にシフトした様に見えました。

しかし何かの大会の決勝でも戦っている様に
そこまでのギャンブルをする必要が
この試合にあったのでしょうか?

勿論、勝利に見放されている状況でしたので
勝利を欲しているのは分かりますが
「なりふり構わず」と言うのは
個人的には違和感しか感じませんでした。

確かにこの1戦の勝利で状況が一変する可能性はありましたが
最悪のチーム状態を改善させる為には
次の試合に繋がる勝利であり、
次は更に期待できる様な内容の試合をする事であって
イレギュラーな方法で勝利する事ではないと思います。

個人的にはこの試合で観せた終盤のなりふり構わない采配は
エメリ監督自身の保身の為にしか観えませんでした。

何とかして敗戦から逃れようともがいているだけで
本当にチームの状態を改善させようと
考えに考えた末の交代だったのか?
正直疑問に感じます。

そして本当にチーム状態の改善を
第一に考えた采配ではなく
自らの保身を第一に考えて
なりふり構わない采配をしたのならば
この時点でもう残りのシーズンを指揮する資格を
自ら失ったと言えると思います。

結局、エメリ監督は
約22シーズンあまりの間にボスが築いてきた遺産を
喰い潰しただけだったのでしょうか。

その遺産が残っていた昨シーズンは
まだ形を成していましたが
新たなスタイルを導入した今シーズンは
チームとしての形を成さなくなり
崩壊する結果を招いてしまったのは
大きな失敗だったと思います。

勿論、新しいスタイルを導入する事は
決して悪い事ではありませんが
何よりも重要な事はそれにより
チームを前進させる事が出来るかどうかだと思います。
しかし残念ながらエメリ監督は
この1シーズンちょっとの間で
チームを大きく後退させてしまったと言わざる得ません。

そして、後任の人選が上手くいかなかったからかも知れませんが
この様な状況でありながら
エメリ監督の解任を先延ばしにした
フロント陣の判断は非常に問題だったと思います。
少なくともレスター戦での完敗を観れば
誰の目から見てももう無理だと言う事は
はっきりしていたと思います。
この決断の遅さにより落としてきた勝ち点は
来シーズンのCL出場権を奪還する上で
既に取り返しのつかない事になっている事を
肝に命じて欲しいと思います。

クラブの格の問題においても
クラブの財政的な問題においても
今シーズンのアーセナルは
これ以上CL出場権を逃す事は
許されない状況だったと思います。

その様な大きな目標を掲げておきながら、
的確な判断を下す事が出来なかった
フロント陣の責任は非常に大きいと思います。


C'mon Arsenal !!


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