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EL1:Frankfurt vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Frankfurt 0−3 ARSENAL
2019年9月19日(木)Europa League, Frankfurt Stadion

Goal
 (38)28Willock(←77Saka)
 (85)77Saka(←19Pepe)
 (88)14Aubameyang(←77Saka)

Sent off
 (79)Kohr
 

26Martinez

21Chambers 20Mustafi  23Luiz   31Kolasinac

34Xhaka

11Torreira    28Willock

32Smith Rowe           77Saka

14Aubameyang


(60)32Smith Rowe>>>19Pepe
(72)28Willock>>>8Ceballos
(80)31Kolasinac>>>15Maitland-Niles


Substitutes
 1Leno
 29Guendouzi
 35Martinelli
 24Nelson


Arsenal 1.jpg今シーズンのELグループステージ初戦は
昨シーズンのELベスト4だったフランクフルトと
アウェイでの対戦になりました。

先発はGKには26マルティネスが
今シーズン初起用されました。
DFラインは右SBには21チェンバース、
左SBには31コラシナツ、
そしてCBには20ムスタフィが
23ルイスと共に起用され、
中盤はアンカーには34ジャカが入り
インサイドハーフには11トレイラと
28ウィロックが起用されました。
そして前線は右に32スミス・ロウ、左に77サカの
若い2人が起用され
CFに14オーバメヤンが入る
4−3−3が組まれました。

両チーム共に試合開始から積極的にゴールに迫りました。

3分過ぎ、右サイドをドリブルで上がってきた
コスティッチからのパスを受けた鎌田が
トラップをミスって後ろに逸らしたボールを
背後から走り込んできたソウに
シュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは26マルティネスの正面で
しっかりとキャッチして防ぎましたが
右サイドから仕掛けてくるコスティッチに
この後も何度か苦しめられてしまいました。

4分過ぎ、左サイドで細かくパスを交換した所から
31コラシナツが出したスルーパスで
77サカが裏に抜け出し
その77サカから送られたクロスを
ファーサイドに走り込んできた11トレイラが
ダイレクトで合わせました。
そのシュートは残念ながら枠を捉えられませんでしたが
先発で起用された77サカは
その期待に応える様に積極的なプレーが目立ちました。

10分過ぎ、ソウからのパスを受けたシウバに
ミドルシュートを撃たれてしまいましたが
枠は捉えられずにゴールは死守。

その後はここ最近のアーセナルの試合と同様に
徐々にフランクフルトのシュートの雨を
受け続ける時間帯が増えてきました。

17分過ぎ、トラップからのフィードを
シウバがヘッドで落としたたボールを
コスティッチがシウバに戻し
そのシウバから送られたスルーパスで
右サイドから走り込んできたコスティッチに
裏に抜け出されてしまいました。
そのコスティッチに対して
21チェンバースがプレッシャーを掛けながら
付いていった事もありましたが
26マルティネスもしっかりとシュートコースを切っていた事で
コスティッチのシュートは枠を捉えられず。

18分過ぎ、素早いリスタートからの速攻を受けてしまいました。
コスティッチから送られたパスを鎌田がシウバに繋ぎ
そのシウバがカットインしてきた所から
右脚を振り抜かれてしまいましたが
戻ってきた34ジャカがブロックしてゴールは死守。

20分過ぎ、右サイドのコスティッチからの鋭いクロスを
ゴール前でクリアーする事が出来ずに
抜けてきた所をペナルティの中から
ドストにシュートを撃たれてしまいましたが
これも枠を外して救われました。

その後は手数を掛けない速い攻めのアーセナルと
両サイドから積極的に仕掛けてくる
フランクフルトと言う展開で
積極的にゴールに迫る場面が続きました。

21分過ぎ、右サイドでパスを受けた
32スミス・ロウがドリブルで
ヒンターレッガーをかわした所から28ウィロックヘ繋ぎ
その28ウィロックからのパスを受けた14オーバメヤンが
ミドルシュートを放ちましたが
枠を捉えられず。

22分過ぎ、そうからのサイドチェンジのパスを
右サイドで受けたコスティッチの
巧みなトラップで21チェンバースが剥がされてしまい
そのままドリブルでペナルティ内に
切り込まれてしまった所から
シュートを撃たれてしまいましたが
26マルティネスのファインセーブでゴールを死守。

23分過ぎ、フランクフルトの攻撃を凌いだ後に
28ウィロックからのパスを受けた14オーバメヤンが
そのままドリブルで持ち込んだ所から送られたパスを
77サカが胸でトラップした所から
ゴールに向かって切り込んでいきましたが
戻ってきていたコールにブロックされてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。

24分過ぎ、コールからのパスを
左サイドで受けたダ・コスタからの折り返しを
ゴール前に入り込んできた鎌田に
ダイレクトで合わされてしまいました。
幸い26マルティネスの正面で救われましたが
DFラインが下がった時に出来る
DFラインの前のスペースに対してのケアが
明らかに緩い為に
この場面でも鎌田をフリーにしてしまった
非常に危うい場面だったと思います。

28分過ぎ、34ジャカから送られた
ロングパスを受けた14オーバメヤンが
左サイドでタメを作った所から
切り返して深い位置まで侵入し、
そこからから送られた折り返しを
ゴール前に走り込んできた28ウィロックが
ダイレクトで合わせました。

残念ながらこのシュートも枠を捉えられませんでしたが
1本のサイドの深い位置に送ったロングパスから
ゴールに迫る形は
プレシーズンから何度も試していた形であり、
深い位置からペナルティスポットに向けて送られる
折り返しに対して走り込んできて合わせる形も
昨シーズンからのパターンでしたので
決めて欲しかった場面でした。

31分過ぎ、パスを受けたソウに対して仕掛けた激しプレスで
34ジャカがボールを奪い返し、
そこからのパスを受けた32スミス・ロウが
一気にゴールに迫って右脚を振り抜きましたが
トラップのファインセーブに阻まれゴールならず。

35分過ぎ、11トレイラがパスをカットしたボールを
すぐさま34ジャカが28ウィロックへ繋ぎ、
そこから送られたパスを
左サイドで受けた77サカが
ゴール前に走り込んできた14オーバメヤンに向けて
折り返しましたが
コールにカットされてしまい繋がらず。
28ウィロックからのパスが少し長かった為に
77サカはワンタッチしてから折り返さざる得ませんでしたが
もしもダイレクトで折り返せていたら
タイミング的には14オーバメヤンは
まだフリーでしたので
1点が確実な場面だったかもしれません。

そして先制ゴールが生まれました。

38分、31コラシナツのパスを
左サイドで受けた77サカが
マークに来ていたアブラハムをかわして入れ替わった所から
前方に走り出していた28ウィロックへパスが送られ、
そのパスを受けた28ウィロックが
ペナルティの中へカットインしてきた所から
右脚を振り抜きました。
そのシュートはアブラハムの脚に当たりディフレクトして
ゴール右側のバーの内側を叩き
そのままゴールの中に吸い込まれて先制ゴール!!

若い2人が積極的に仕掛けたからこそ
奪う事が出来た貴重な先制ゴールでした。

一方で前半終了間際にも危険な場面がありました。

44分過ぎ、ダ・コスタからのパスを受けた
コールが送ったスルーパスで
シウバにハーフスペースに抜け出されてしまい
右脚を振り抜かれてしまいました。
この至近距離からのシュートも
26マルティネスのファインセーブでゴールは死守しましたが、
エアポケットに入った様に
ポッカリと穴が空いてしまいました。

この試合でも数多くの相手のシュートを受け続けながらも
手数を掛けずに鋭い速攻でゴールを挙げてしまう、
最近のアーセナルのパターンで
前半は0−1で折り返す事に成功しました。

後半も両チーム共に
積極的にゴールに向かう姿勢を示し続けました。

47分過ぎ、トラップからのロングキックに対して
ドストがヘッドで流したボールを鎌田が収め
そこから出された裏のスペースへのパスで抜け出したシウバに
鋭い折り返しを入れられてしまいました。
その折り返しに対してコールがゴール前に飛び込んできましたが
20ムスタフィがしっかりとブロックしてゴールを死守。

この夏に実質戦力外通告を受けた20ムスタフィは
移籍先が見つからなかった為に
アーセナルに残留する事になりましたが
残留したのならば他の選手と同じ様に扱うと
エメリ監督が話していた様に
この試合で今シーズン初出場を果たしました。
20ムスタフィはこの様な厳しい状況に置かれながらも
この試合では非常に集中したプレーを見せ
自らの存在価値をしっかりと示していたと思います。

48分過ぎ、トラップからのロングキックに対して
ヒンターレッガーが競り合ったボールを収めた
コールから送られたスルーパスで
シウバに抜け出されてしまい
左脚を振り抜かれてしまいましたが
幸い枠を捉える事なく救われました。

50分過ぎ、31コラシナツが折り返しをブロックした所から
カウンターが始まりました。
そのこぼれ球を収めた28ウィロックが
チェックに合いながらも
大きなストライドのドリブルで剥がしながら持ち上がり
そこから出されたスルーパスに対して
走り込んできた14オーバメヤンが
左脚を振り抜きました。
残念ながらそのシュートは
付いてきたヒンターレッガーにブロックされてしまい
ゴールは奪えませんでしたが
自陣のペナルティ辺りから一気に持ち上がってきた
28ウィロックのドリブルは迫力がありました。

55分過ぎ、21チェンバースが倒されて得た
右ライン際の角度のない所からのFKを
34ジャカが蹴りました。
狙ったのかどうかは分かりませんが
そのFKはそのまま直接バーを叩きゴールならず。

その後は時間が進むにつれて
オープンな展開になってきた事で
攻守の切り替えが更に早くなり
ゴールに迫る場面が増えていきました。

66分過ぎ、23ルイスから送られた
ロングフィードを左サイドで受けた
77サカからのスルーパスで
裏に飛び出した28ウィロックが左脚を振り抜きました。
至近距離から放ったそのシュートは
トラップのファインセーブに阻まれてしまいましたが
非常に効率の良い仕掛けだったと思います。

67分過ぎ、コールからのパスを右サイドで受けたコスティッチに
豪快に左脚を振り抜かれてしまいましたが
そのシュートはファーサイドのポストの僅かに外側で
救われました。

70分過ぎ、相手のCKの流れから
右サイドをボールを持ち上がってきた21チェンバースから
アーリークロスが入れられましたが
ゴール前に走り込んできた14オーバメヤンは
ヒットする事が出来ず。

77分過ぎ、相手のパスを21チェンバースがカットした所から
11トレイラ〜19ペペと繋ぎ
その19ペペから送られたパスを
走り込んできた8セバージョスがタッチしたボールを
14オーバメヤンがダイレクトでシュートを放ちました。
このシュートは長谷部にブロックされてしまいましたが
高々と跳ね上がったそのこぼれ球を
今度は77サカがダイレクトで合わせましたが
これもトラップにブロックされてしまいゴールならず。

この後試合の終盤を左右するアクシデントが発生しました。

79分、ドリブルで切り込んできた77サカを
コールが倒して止めてしまい
この試合2枚目のイエローを受けて退場。

これで数的有利の状況になったアーセナルは
更にゴールに迫っていきました。

82分過ぎ、8セバージョスが倒されて得た左サイドからのFKを
右サイドを駆け上がってきた21チェンバースがダイレクトで折り返し
ゴール前に走り込んできた14オーバメヤンが合わせましたが
枠を捉えられず。

そして遂に追加点が生まれました。

85分、相手のクロスを処理した所から
34ジャカ〜19ペペと右サイドへ展開され
その19ペペからのパスを受けた77サカが
ペナルティの外側から左脚を振り抜き、
そのミドルシュートはゴール左隅に突き刺さりゴール!!
ゴール正面の位置で前が完全に空いていた状況だったとは言え
冷静であり思いっきりの良い
正確なミドルシュートでした。

そして試合を終わらせる3点目もこの後すぐに生まれました。

88分、長谷部と11トレイラが競り合ったルーズボールを奪った
77サカが送ったスルーパスで
14オーバメヤンが抜け出し
トラップと1対1の状況を冷静に蹴りこみ
ゴール!!

1ゴール2アシストと大活躍した77サカは
その能力の高さを存分に発揮したと思います。
足元の技術の高さは勿論の事、
この試合では周囲の状況を読み取る冷静さも際立っていた事もあり
その技術レベルの高さをうまく活かせていたと思います。
同時に積極さと貪欲さも示していた所も非常に好感が持て
24ネルソンを差し置いて先発で起用された意味を
自ら証明したと言えます。

試合はこのまま0−3で終演。
グループステージFの最大のライバルと目されていた
フランクフルトとのアウェイでの試合を
勝利で飾った事で
今後はかなり有利に進める事が出来ると思われます。


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26マルティネス

 第2GKに昇格した事でELの初戦のゴールマウスを守る事になったが、完璧なゴールキーピングを観せて零封に貢献した。 シュートストップ能力の高さでファインセーブを観せると共にハイボールに対する処理もクロスのコースの予測、飛び出すタイミング、ポジショニング等全ての面で完璧なプレーを観せていただろう。 1レノのバックアッパーと言うだけではなく、ライバルとしてもこれから存在感を高めていくかもしれない。
 
21チェンバース

 右SBで起用されるも、フランクフルトの仕掛けの切り札だったコスティッチを抑えるのに苦労する。 とは言え、それで大崩れを起こさない所は21チェンバースの良い所で、常に淡々と冷静に仕事をこなしつつ、要所要所で印象の残るプレーも観せて右SBとしての役割を全うした。

20ムスタフィ

 実質戦力外通告を受けたが移籍先が見つからずに残留するという厳しい状況の中での今シーズン初先発。 この様な状況の危機感が良い方向に働いたのか、非常によく集中したプレーを観せていた。

23ルイス

 全体的に集中し零封に貢献すると共に、この試合の手数を掛けないカウンター寄りの戦術にとっては23ルイスの正確なロングフィードは非常に有効だった。

31コラシナツ

 後半途中に15ナイルズと代わって退く。 交代前に脚を気にする仕草を見せていただけに3ティアニーが完全に復帰してくるまでは故障に関しては十分に注意して欲しい。 

34ジャカ

 カウンターの起点としてロングレンジのパスが効いていた。

11トレイラ

 試合開始早々に決定機が巡ってきた様に攻守にアグレッシブさが戻ってきた印象。 

28ウィロック

 ラッキーな形だったが先制点を奪う。 試合を通して28ウィロックの推進力が重要な役割を担っていたが、やはり後半のある時間帯に入るときつくなる様に観え、実際8セバージョスと交代した。

32スミス・ロウ

 怪我から復帰する。 全体的にはプレーにキレが足りずフランクフルトの網に引っ掛かってしまう場面が多くまだまだ時間が必要な印象は否めなかったが、要所要所で決定機に顔を出す所は流石だ。
 
77サカ

 1ゴール2アシストを挙げチームを勝利に導く。 元々定評がある細かく繊細なボールタッチのドリブルは勿論の事、18歳になったばかりとは思えない周囲の状況を把握する冷静さと共に積極さと貪欲さが持っている能力を後押ししていた。 なぜこの試合で24ネルソンではなく77サカを起用したのかを証明した。

14オーバメヤン

 若い両翼を伴って攻撃陣を牽引する。 試合を終わらせる3点目を奪ったがこの場面以外でももう1〜2点奪うチャンスはあった。

19ペペ

 32スミス・ロウに代わり後半途中に投入される。 77サカのゴールをアシストするも本当の意味でゴールに直結するプレーは少なかった。

8セバージョス

 28ウィロックに代わり後半途中に投入される。 

15ナイルズ

 終盤31コラシナツに代わって投入され左SBに入る。 
 

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ELグループステージの初戦は
グループFの最大のライバルと目されていた
フランクフルトとアウェイの試合が組まれましたが
両ウィングに32スミス・ロウと77サカと言う
若い2人を配する布陣で
しっかりと勝ち点3を奪った意義は大きかったと思います。

メンバーの入れ替わりがあったとは言え
昨シーズンのELベスト4のチームとの
大事な初戦でしたので
ベストメンバーを揃えてくると思われましたが
10エジルや5ソクラティスをロンドンに残してきた様に
ベストメンバーを揃えなくても
勝利出来ると算段していた通りに
勝利を挙げる事に成功しました。

とは言え、この試合でも被シュートは
24本にも登ってしまったのは問題だと思います。
勿論24本の被シュートの内、
枠内シュートは7本だけでしたので
全てが全て危険な状況と言う訳ではありませんが
どんなにボールを支配されて押し込まれた状況でも
シュートさえ撃たれなければ失点する事はありませんが
一方で危険な状況ではないとしても
シュートを撃たれるという状況は
失点する危険性が発生している訳ですので
4試合連続これだけのシュートを撃たれる様な状況は
大いに問題があると思います。

個人的にはDFラインと中盤の底との
距離感と言いますか関係性があやふやに観える所があり
守備組織の修正が待たれます。

とは言え、最大のライバルである
フランクフルトとのアウェイでの試合で
勝ち点3を得られた事で
今後のグループステージは
かなり楽に進める事が出来ると思います。


C'mon Arsenal !!


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8セバージョス    PL:0G2A
9ラカゼット     PL:2G0A
11トレイラ      PL:1G0A
14オーバメヤン    PL:5G0A EL:1G0A
15ナイルズ      PL:0G2A 
19ペペ        PL:0G1A EL:0G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A 
31コラシナツ     PL:0G1A
77サカ        PL:0G1A EL:1G2A


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